鈴木雄太
1988年2月29日、大阪府池田市生まれ。
池田高等学校卒。
同志社大学経済学部卒。
大学在学時に海外を放浪。2013年インドネシアを旅しながら小説の執筆を始める。2016、2017年八ヶ岳の山小屋に勤務し、山での生活で感覚が変化していく。2019年小説『透明な自由』を出版。以後、絵画表現による創作活動。2022年初個展『巡るいのちの力』を開催。その後ふたたび八ヶ岳の山小屋に短期勤務し、下山後これまでの旅をまとめたフォトエッセイ『零の彩り』を出版。そのほか、個展『女性と龍』、ピアニスト北川朝美との共演による絵画をテーマとした演奏と朗読『フェニックスの息吹 ~色彩と響きの対話~』など。
好きな言葉
威風堂々
好きな書籍
・『問題は解決するな』kan.著 フォレスト出版
・『さよなら クリストファー・ロビン』高橋源一郎著 新潮社
・『精霊の王』中沢新一著 講談社
・『美しく怒れ』岡本太郎著 KADOKAWA
尊敬する人物(ご健在の方、故人の方含め)
・河合隼雄
・養老孟司
<絵を描くこと、表現することについて>
これまでの活動の話
2010年 同志社大学在学中、就職活動に違和感を覚え、大学を休学しバックパッカーとして海外を旅する。
半年をかけてニュージーランド、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ドイツ、オーストリア、ベルギー、南アフリカ、スイス、カナダを巡り世界を一周して日本に帰国。
帰国後、本を出版したいと考え宣伝会議が開催する「編集・ライター養成講座」に通う。
同講座卒業後の翌年2012年、京都造形芸術大学(現京都芸術大学)の洋画通信コースに入学。
2013年、インドネシアを旅しながら小説の執筆を開始。
インドネシアの旅のあいだ多くの人から東北地震のその後について聞かれ、震災から2年が経ちメディアでもあまり取り上げられなくなって現地の状況を知らなかったので、帰国後そのまま東北へ向う。
現地で知り合った東京からボランティアに来ていた男性が文学にかなり明るく、東北滞在中の数日間ボランティアをともにしながら小説のアドバイスを受け、別れてからも折に触れてアドバイスをもらったり、若者のぐちゃぐちゃな頭の中身を聞いてもらったりしていた。
小説の執筆内容を深めるため、2016年八ヶ岳の山小屋の青年小屋(標高2400m)に勤務。翌年2017年は同じ八ヶ岳の権現小屋(2700m)に勤務。
山での生活は物資を山の下から小屋まで運んだり、水を汲みに行ったり、森に入って立ち枯れの樹を切り倒して、それを薪にするために小屋まで運んだり、ずっと自然のなかで過ごす。
小屋のなかにいても雨が降れば、雨水がタンクに貯まっていっているかを確認しにいき、食器を洗う水も、お風呂の水もこの雨水を使い、お風呂は薪で沸かす。
ここでの生活で僕の感覚は少しずつ変わっていった。
山小屋勤務を終え、小説の執筆を再開。
沖縄の宮古島、北海道の利尻島へと行き自身4作目の小説『透明な自由』を書き上げる。
翌年2019年に出版(書き直したい箇所があるので現在は出版停止中)。
その後、絵画制作へと表現を移行。
2020年、『瀬織津姫 -中空の萌芽-』を描いたことがきっかけで、八ヶ岳で知り合った女性の諏訪にある家に招待してもらい、一ヶ月半滞在しながら『ルートブルーの花』を描く。
帰阪後、『瀬織津姫 -中空の萌芽-』を描くことに深く関わった土地である奈良県宇陀市にあるシェアハウスに住む。
徒歩40分ほどのところある龍鎮神社によく涼みに行っていた。
2022年、池田市のGallery糸にて初個展『巡るいのちの力』展を開催。
その後ふたたび八ヶ岳へ。
翌年2023年、これまでの旅をまとめたフォトエッセイ『零の彩り』を出版。
同年、Gallery糸にて個展『女性と龍』を開催。
2024年、ピアニストの北川朝美とともに自作の絵画『不死鳥 -ホールネスの喜び-』をテーマにしたピアノ演奏と詩の朗読の共演コンサート『フェニックスの息吹』を開催。
現在に至る。